浅田真央と水蜜桃

 浅田真央選手・高橋大輔選手を中心に、
 フィギュアスケートの動画を紹介するブログです。
 採点の疑問も記事にしています。
 

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世界選手権SP 浅田真央6位、村上佳菜子3位、高橋大輔4位

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世界選手権ショート 浅田真央がまさかの6位、村上佳菜子は会心の演技で3位

 フィギュアスケート世界選手権大会、女子ショートプログラムの演技が終了した。浅田真央の演技に注目が集まっていたが、結果はまさかの6位。特に技術点(TES)の伸び悩みが響いており、トリプルフリップ-ダブルループで回転不足と判定され、0.5点減点。そしてトリプルループが1回転となり、さらに0.3点減点。ほかにレイバックスピン、フライングキャメルスピンが最高レベルには一歩及ばず、いずれもレベル3だった。

 しかし、これまで認められるかどうかが焦点となっていたトリプル・アクセルには、四大陸選手権と同様加点がついており、大技が安定し始めているといえる。また、今期のフリーの演目は非常に高い評価を得ていることから、巻き返しは十分可能だろう。2007-2008年のシーズンに行われたGPファイナル戦で、浅田はショートで6位に沈みながらもフリーで2位まで順位を上げたことがある。

 ショート3位の村上佳菜子は、パーソナルベストを更新する大躍進。次のフリーで大きく乱れることがなければ、メダル獲得が確実になるだろう。また、7位の鈴木明子はTES・PCS(演技構成点)ともに30点台にのせている。好評を得ているフリーを納得いく形で演じられれば、順位を上げることも十分可能なはずだ。
 フリーの演技は日本時間で17日の8時から行われる。

(IB Times/井上香 2013年3月15日 06時30分 更新)


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高橋大輔が見せたベテランの頼もしさ

 フィギュアスケートの世界選手権・男子ショートプログラム(SP)は、意外な結果となった。1位・パトリック・チャン(カナダ)、2位・デニス・テン(カザフスタン)、3位・ケビン・レイノルズ(カナダ)。戦前はチャン、羽生結弦(東北高)、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、高橋大輔(関大大学院)の4名が表彰台争いと予想されることの多かったこの大会だが、そのうち、SPのスモールメダルを手にしたのはチャンひとり。高橋は4位、フェルナンデスは7位、羽生は9位となった。

■レベルアップした新プログラムで4位に踏みとどまった高橋

 日本の3選手とも、それぞれジャンプミスによって、順位が抑えられた。日本勢で最初に登場した無良崇人(中京大)は、冒頭の4回転でトウをうまくつけずに1回転となった。本人曰く「こんなことは起こったことがなかった」という。しかし「(4回転の失敗後は)集中できたので良かった」と、フリースケーティング(FS)に良いイメージがつながるコメントを残した。

 冒頭の4回転で転倒、後半のジャンプもコンビネーションにできなかった羽生は9位。全体的にどこか元気がなかった。強い心を持つ17歳は、「(FSには)強くなって戻ってきて、リベンジしたい」と明日1日挟んだあとのFSに今季の集大成を見せるつもりだ。

 日本人3番目に登場した高橋は、2つのジャンプで回転不足となり点数が伸び悩んだ。それでも演技直後の表情は、集中したあとの清々しいものだった。高橋自身、「体調は万全ではなかったけれど、その中で自分のベストを尽くした。プログラムに気持ちを込めることができた」という。四大陸選手権から1カ月で、ステップなど格段にレベルアップした演技を見せてくれた。得点のうち、スケート技術や音楽との調和などを表す演技構成点もチャンにつづいて2位。確かに大人の深まりのある演技だった。そして、あと2日で27歳になる彼の演じる姿は、ただただ、頼もしかった。ジャンプミスがあってもちょっとやそっとでは崩れない。
 8回目の世界選手権。長いスケート人生で味わった辛苦を越えたからこその確かさで、魅せた。来年2月のソチ五輪を最後とすると、これが最後の世界選手権となる可能性が高い今大会。高橋は、その大会の半分を終えた。

■高橋とともに気を吐いたベテラン ジュベールも好位置に

 5位のブライアン・ジュベール(フランス)にとっても、今大会は最後となるかもしれない世界選手権だ。22歳前後がピークとも言われる男子シングルで、ジュベールや高橋のように長くトップレベルで戦える選手は、本当に少ない。SPでの4回転のコンビネーションにこだわってきた彼は、今日も、4回転+2回転を含めたすべてのジャンプを決めた。そして最終盤、観客に視線を送りながらステップをスタートさせると、プログラム終了まで観客を巻き込んだ。観客もジュベール自身も楽しい演技。ジュベールのジュベールたるところが凝縮された時間だった。

 来年2月のソチ五輪の出場枠がかかる今大会。日本男子が最大の出場枠「3」を手に入れるには、3選手のうち成績上位2人の順位の合計が13以下であることが求められる。大事な枠取り、そしてシーズンを締めくくるFSは、15日(日本時間16日)に行われる。

(スポーツナビ/長谷川仁美 2013年3月14日 15:33)





今大会の男子SPはデニス・テン選手という意外な伏兵が!Σ( ̄□ ̄;
勝負は蓋を開けるまで分かりませんね。

女子SPは我らが真央の出遅れが気がかりですね。
FSの巻き返しに期待したいです。

ちょっとこれから用事があるので今は出来ませんが、気になる選手の雑感も書きたいので、明日追記か新記事としてまとめるかするかも知れません。
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浅田真央 世界選手権に向けロンドンへ 公式練習で3A・3-3着氷

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世界選手権 公式練習 ジャンプ鮮やかに着氷 真央、好調維持

 【ロンドン(カナダ)芳賀竜也】13日に開幕する世界選手権で、3季ぶりの女王復帰を狙う浅田真央(中京大)が12日、当地に到着し、本番リンクで初練習に臨んだ。11日から練習を続けている村上佳菜子(愛知・中京大中京高)と鈴木明子(邦和スポーツランド)らと合わせ、日本勢が全員そろった。

 ◇「成功率アップ」

 満を持して、日本女子のエースが現地入りした。浅田は12日に日本を出発し、米デトロイトを経由してこの日の午後にロンドン入り。日本勢最後の到着となったが、「昨季の世界選手権は早くに現地入りして一度調子を落としてしまったので、今回はギリギリまでいい状態をキープして来たかった。状態はいい」と笑顔を見せた。

 夜8時から行われた本番リンクでの公式練習。浅田は、かつて演技要素に組み込んでいた高難度の3−3回転連続ジャンプを立て続けに成功させ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も着氷させた。この二つを組み込むフリーはジャンプの順番を入れ替えたといい、「成功率は高くなっている」と自信をみせた。

 加えて、バンクーバー五輪金メダルの金妍児(キム・ヨナ)=韓国=が2季ぶりに復帰。浅田は「昔からたくさん注目されてきているし、いいライバルがいるということで成長できる部分もたくさんある」とライバルに敬意を払いつつも、「今回の試合は、自分の最高レベルを決められるようにするのが目標」と気負いはない。

 11年世界選手権(モスクワ)以来となる2人の戦いは、ソチ五輪での「再戦」を占う重要な場にもなる

(毎日.jp 2013年03月13日)



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浅田真央「ものすごくいい状態」 3年ぶりVへ好調アピール

 フィギュアスケートの世界選手権は13日(日本時間14日)にカナダ・オンタリオ州のロンドンで開幕する。12日は女子で3年ぶりの優勝を目指す浅田真央(中京大)が現地に到着し「ぎりぎりまで日本で練習して、ものすごくいい状態」と自信をのぞかせた。

 今季5戦全勝と波に乗る浅田は早速、本番会場の公式練習で軽めに調整。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をショートプログラム(SP)とフリーの両方に組み込むめどが立ち「気持ちも高まっている。自分の最高のレベルを、SPでもフリーでも決められるようにしたい」と引き締まった表情で話した

 12日午前の公式練習でフリーをほぼ完璧に滑った五輪女王、キム・ヨナ(韓国)との2年ぶりの対決に向けては「昔から注目されて、いいライバルがいることで成長できている」と話した。

 開幕日の男子SPに登場する羽生結弦(宮城・東北高)と高橋大輔(関大大学院)は公式練習で4回転ジャンプに課題を残した。(共同)


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浅田真央真央 世界選手権で女子最高難度の演技の完成なるか

 



浅田真央が『アイ・ガット・リズム』を選んだ理由

浅田真央、四大陸選手権でのショートプログラム『アイ・ガット・リズム』の演技
 五輪プレシーズンとなる今季最終戦の世界フィギュアスケート選手権が、3月13日からカナダ・ロンドンで始まる。この世界フィギュアは、個人戦の勝敗に加えて、ソチ五輪の国別出場枠(最大3人)が決まる大事な大会だ。女子は日本から浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子の3人が出場する。

 今季ここまで5戦5勝と、出場した大会で負けなしの浅田真央は、シーズン前半戦で徹底して取り組んできた基本のスケーティング力を発揮して質のいい滑りと安定した演技で得点を伸ばしてきた。

 ショートプログラム(SP)の『アイ・ガット・リズム』は、2005年のシニアデビュー時から浅田の振付けを担当してきた著名な振付師、ローリー・ニコル氏が、浅田の愛らしさが光り、氷上で元気になれるようにと振付けた、愛情たっぷりのプログラムだ。最愛の母を亡くし、この2シーズン、不振に見舞われた浅田を勇気づけようと、明るく元気になれるプログラムを作ったという。浅田自身も「見ている人にも元気を与えられ、楽しくなれるように滑りたい」と、22歳になった彼女らしさ全開のチャーミングな”大人可愛い”振りで魅了する。

 一方、「滑ってみたい曲だった」というフリーの『白鳥の湖』は、フィギュアスケート界でも多くのスケーターが滑ってきた定番中の定番ナンバー。その名曲を、元コーチであり、浅田の才能に惚れ込んで今も良きアドバイザーとしてサポートを続ける名伯楽タチアナ・タラソワ氏が振付けた。

「自分の技術や力強さを見せ場として強い白鳥(黒鳥でもある)を演じられたらいい」と語る浅田が、一番見て欲しいのが最後にプログラムを盛り上げるステップシークエンスだ。このプログラムは前半では白鳥のように優雅さと可憐さを、後半からは黒鳥のように力強さと激しさを出して、白鳥と黒鳥のコントラストを上手く表現できるような構成になっている。

 そもそもフィギュアスケートという競技にとって、プログラムと振付けはどれだけ重要なものなのか。トリノ五輪の金メダリスト、荒川静香さんは次のように語る。

「トリノ五輪では、これまでの競技人生の中で一番いいプログラムを見せたいという強い思いがありました。プログラムを作るにあたっては、自分がどんなものを理想としているのか、どこまでそれを汲み取って提案してくれるか、振付師との相性は大きいですね。試合で勝負が左右されるのはテクニックの出来によりますが、その前に土台となる揺るぎないプログラムを作ることは大事な要素です。全体的な比重から見れば、プログラムが占める割合は4割くらいでしょうか。そのベースとなる4割が最初からきちんとなければ、あとの6割で勝負することになってしまうので、シーズンインまでに揺るぎないものにしなければいけない。1回でも『今年のプログラムはピンとこない』『良くないんじゃないか』と思ってしまうと、そこの4割の部分で基礎固めができなくなってしまうんです」

 スケーターのシーズンは、新しいプログラム作りから始まる。これらのプログラムはどのようなプロセスを経て作られるのか。ある選手は自分が「この曲で滑りたい」という音楽を探してイメージに合った振付師に頼む。またある選手はプログラム作りを依頼する振付師に曲の選考からすべてを任せる。振付師が提案するいくつかの曲から選ぶケースもある。それぞれのアプローチにより、約1ヵ月ほどでSPとフリーのプログラムを作っていくことになる。

 プログラム作りでは、ジャンプ、スピン、ステップなどの要素を決められた時間内(SPは2分50秒以内、フリーは女子が4分プラスマイナス10秒、男子が4分30秒プラスマイナス10秒)で全体的にバランスよく織り込むという作業も重要になる。戦略としてジャンプを後半にまとめて高得点を狙うか、スタミナを考えて前半にまとめるか。ジャンプやスピンの入れ方一つでプログラムが引き立つか否かが決まるので、そこにも神経を使わないといけない。ひと昔前はコーチが振付けていたというが、近年は専門家の振付師が作ることが多くなっている。

 浅田の持ち味を存分に生かした上で、弱点を目立たせない完成度の高いプログラムを毎シーズン作り、浅田の成長に大きく貢献してきたと言ってもいいローリー・ニコル氏は、当代随一の振付師として知られている。彼女はバンクーバー五輪男子金メダリストのエバン・ライサチェクや世界チャンピオンのパトリック・チャンのほかにも、バンクーバー五輪女子銅メダリストのジョアニー・ロシェットや世界女王のカロリーナ・コストナーのプログラムなども作っている。多くのメダリストにとって必要不可欠な存在なのである

 今季の浅田はSP、フリーの両プログラムともジャッジから高い評価を得ており、シーズンが深まるごとに完成度を増してきた。そして、先月の四大陸選手権ではこのプログラムに大きな武器となる浅田の代名詞でもあるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が今季初めて組み込まれた。SPでは成功させたが、フリーでは両足着氷の回転不足に終わった。久々に試合で決めることができたこの大技を、もちろん世界フィギュアの舞台でも跳ぶつもりだ。本当の意味で完成された、浅田曰く「今できる最高のプログラム」が出来上がり、大舞台でミスなく滑ることができたら、3年ぶりに世界女王の座に就く可能性は高い。


 

 



 一方、シーズン中にソチ五輪を狙うと宣言した鈴木明子は、SP『キル・ビル』で映画を基にした「強くてワイルドな女性」を強烈な目力とともに演じている。また、フリーはシルク・ドゥ・ソレイユの『O(オー)』を「やりたい曲だった」と選曲して、その世界観を大事にしながらもしっかりと自分のイメージに落とし込んで滑っている。バンクーバー五輪のときに髙橋大輔のフリー『道』のプログラムを作った振付師のパスカーレ・カメレンゴ氏からは「鳥のイメージ」を要求されているという。曲自体は水をテーマにした曲だが、清らかな水の上で羽ばたいている美しく光り輝く青い鳥を連想させる演技は秀逸で素晴らしいプログラムに仕上がった。
 
 また、着実にステップを踏んで代表の座を掴んだ村上佳菜子のSPは、中野友加里も使用したことのある『プレイヤー・フォー・テイラー』。「あこがれの曲でよく知っている音楽」と自ら希望して、職人肌の振付師マリーナ・ズエワ氏に振付けてもらった。「みんなの幸せを祈ること」を表現したプログラムだという。『ピアソラのタンゴメドレー』のフリーは洗練されたプログラム作りに定評があるカメレンゴ氏が振付けた。大人の女性を緩急のついた曲調に乗って演じる。この情熱的な振り付けに磨きをかけるために、創作舞踏のプロダンサーである平山素子氏に指導を受けたことが、どこまでプログラムの完成度に反映されるかにも注目だ。

 日本を代表する3選手はそれぞれのプログラムをどのような思いで滑っているのか。そこに注目すれば、世界フィギュアをちょっと違った角度からも楽しめるのではないか。

(2013.03.12 Sportiva/辛仁夏)


 
△四大陸選手権では表彰台を独占

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浅田真央の世界選手権への意気込みと、田村岳斗氏のコラム

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たくさんのコメントありがとうございます。

今回の僕が書いた世界ジュニアの女子シングル テクニカルパネル判定について、たくさんの方に見ていただき、また多くの方々からいろんなコメントもいただきました。内容を見る限り、関係者や経験者の方もいるのかもしれませんが、そうした方も含め、フィギュアスケートをこんなにたくさんの方が興味を持って、見放すことなく一生懸命応援していることを改めて感じることができて、とてもうれしく思っています。いつもコメントをいただいている方も含め、ここでお礼を申し上げます。

同時に、宮原のルッツに対する批判に関しては、変なレッテルを貼られたくないのでコーチとして説明をしたいと思います。今回、僕が問題を投げかけたのは、あくまでもテクニカルパネルの判定であって、「質」の評価をするジャッジに対するものではありません。判定を甘くして欲しいと言っているのではなく、正しい技術で正しい踏み切りを正しく評価して欲しいということです。

ISUのジャッジングシステム・テクニカルパネルハンドブックには、
「踏み切り時にきれいで正しいエッジで踏み切らなかった場合には、
テクニカル・パネルは"e"(エッジ)マークを使って、ジャッジに間違いを示す。」
と書いてあります。

ジャンプに入るまでの軌跡や身体動作、あるいはトウの突き方に関しては、ルールとして明記されていません。批判された方たちも言っているように宮原のルッツは、アウトエッジで踏み切っています。きれいで正しいエッジで踏み切っているので、"e"判定には当たらない。現状のルールではルッツとして認められます。

また、ハンヤン選手の例を出されている方もいましたが、彼のジャンプ、ルッツが素晴らしいことはわかります。しかし今回は僕が言っているのはジャンプの「質」に対してではありませんし、男子選手と比較する必要はありませんし、批判的な見方をする方が言っているような「質」の悪いジャンプとは僕は思いません。

今回の世界ジュニアに関しては、宮原以外も一律で同じような厳しい判定を受けているから公平と言う方もおられますが、僕が問題視しているのは、同じシーズン中でこれだけ技術判定の基準が変わってしまうことです。それではシーズンベストの意味がありません。もしこれがシーズン前半であればミニマムポイントも公平ではなくなってしまいますし、選手も教える方もその基準によってプログラムを調整しているのでこれでは戸惑うばかりです。一方で国内選手権は、日本に限らず他外国とのスコアのバランスもあり、判定は甘め、スコアは高めになるのでシーズンベストとはならず国内記録は参考記録となるわけです。

これまでもジャンプの判定で苦しめられた選手が数多くいるのもたくさん見て来ました。僕自身も、選手に対する評価には疑問を持つことは何度もありましたが、僕は日本選手全員のコーチ、監督ではないので何かを言う立場ではありません。それぞれのコーチの考え方があると思います。ただ、今回の件は自分の教えている選手だからこそハッキリ言わせていただきました。

僕はすでに前向きな意見を強化部の方にしています。「テクニカルパネル3人で決めた。」ではなく「3人それぞれが名前を出してどのように判定し、2-0なのか、多数決まで持ち込まれての2-1での判定なのか、テクニカルコントローラーが訂正を要求したのか、その結果両スペシャリストは訂正に賛成だったのか反対だったのか...をみんなが判るようにしてはどうか?そうすれば自分の判定に責任がもてるし、不正などの誤解を招きにくく選手やコーチもその後の対策がしやすい。判定する方判定される方お互いにとっていいのでは?」と提案しました。

この提案には賛否両論あると思いますし、最終的な決定機関まで届くのか、届いたとしても承認されるのかはわかりません。でもまずは届ける事が重要だと思うのでこれからも色々な方法を考えていきたいと思います。

また、今僕が一番心配なのは、今回の僕の発言によって宮原が受けなくてもいい誹謗中傷を受けて余計に傷つかないか。逆恨みされてそれが宮原の今後の試合の判定に返ってこないか、少なくとも現状のルールではその心配は消えません。選手を守るつもりが余計に傷つけてしまう事になっていないか不安です。

まだまだたくさんの意見があると思いますが、すべてのコメントのお答えすることができません。何よりも僕が今すべきことは、理不尽な記事や言葉で傷つき自信を失ってしまった選手を少しでも早く立ち直らせてまた素晴らしいスケートができるようにする事に時間を使いたいからです。同時に、世界選手権、来年に控えたソチ五輪、これからも続いていく大会で、男子も女子も日本人選手が活躍できるよう、微力でも力になれればと思っています。

(J-SPORTS/田村岳斗 March 9, 2013 10:30 PM / フィギュアスケート 12/13シーズン)





テクニカルの判定に疑問の声をあげ、「日本の関係者にISUに意見する方向で行動すると約束してもらいました」と行動を報告した田村さんのコラムの続編です。

コラムの中でも触れられていますが、今回田村さんが疑問を呈しているのは、テクニカルの判定についてです。
テクニカルが判定するのは、ジャンプの回転やステップ・スピンのレベル等。
GOEやPCSを判定するジャッジとは見る部分が違います。

そのテクニカルという画一的なものであるはずの判定に対しても、大会によって振れ幅が大きい点を問題視されてるんですよね。

プロトコルが一般に公開されるようになったのは画期的で、私自身ルールとの照らし合わせに活用しています。
難解至極なルールの理解にプロトコルは欠かせないものですが、数字だけでなく、ジャッジがなぜその判定をしたのか寸評が欲しいと常々思っていました。

そんな私がとても共感したのが、この部分。

「テクニカルパネル3人で決めた。」ではなく「3人それぞれが名前を出してどのように判定し、2-0なのか、多数決まで持ち込まれての2-1での判定なのか、テクニカルコントローラーが訂正を要求したのか、その結果両スペシャリストは訂正に賛成だったのか反対だったのか...をみんなが判るようにしてはどうか?
そうすれば自分の判定に責任がもてるし、不正などの誤解を招きにくく選手やコーチもその後の対策がしやすい。判定する方判定される方お互いにとっていいのでは?


私のようなルール勉強中の者にとっては欲しい情報ですが、関係者にとってもモヤっとくる部分だったんですね。

プロトコル片手に独学で勉強した所で、どこまで行っても「そう考えると自分の中で辻褄が合う」というだけです。
大会によって判定にムラがあるのは是正されるべきですが、ルールの分かりにくさや見る側の不理解で誤解されている部分もあるなら、その誤解は解いた方がいい。

もちろんファンが自分でルールを理解すべく努力するのが大前提ではありますが、理解の足がかりとなる材料が不足しているのもまた事実。
田村さんのこの提案は、ルールや採点の理解を深めると共に、無駄な誤解を避ける手段として大きく貢献するでしょう。
それは多くのファンの願いでもあると思います。

この要望は容易に実現できる内容ではないと思いますが、それを承知の上であえて声を上げてくれた田村さんに感謝します。
少しずつでも、頑張った選手が浮かばれるようになって欲しいと願っています。


-そして、もうすぐ今季最後で最高の大舞台であるシニアの世界選手権が開催されます。

来季の出場枠のみでなく、ソチオリンピックへの出場枠もかかっているので、各国さまざまな思惑が飛び交っていると思います。

フィギュアに限らず、採点競技に疑惑はつきものです。
だからこそ、選手の為にも、ジャッジの為にも、応援するファンの為にも、風通りを良くして不正を働けない環境を整えていく努力は必要だと考えます。

不可解な判定に泣きを見る選手が現れないよう、頑張った選手に結果がついてくるよう、少しでも多くの人が納得できる大会になるよう祈ります。

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浅田真央 最大の武器“軽い3回転半”で「世界選手権に期待持てる」

 


“軽い”3回転半を武器に、浅田真央は新ステージへ。
~大技を2年ぶりに取り戻せた理由~


「バンクーバー五輪の時よりも質がいいトリプルアクセルでした」 
 大阪で行なわれた四大陸選手権のショートプログラムで、浅田真央は2年ぶりの大技を成功すると自身のジャンプをこう分析した。


 これは単なる喜びのコメントではない。現役女子唯一の大技を、成功どころか、さらに質を上げるという、孤高な戦いへの勝利宣言だった。

「バンクーバーの頃はジャンプを見失いかけて凄く悩んでいました。トリプルアクセルは、深くしゃがんで“待って”から跳んでいて、子供の頃のように軽々と跳んでいなかった」

 ジャンプの崩れを感じながらも五輪で銀メダルを獲得すると、すぐにジャンプ改造に着手。基礎技術のコーチングに定評がある佐藤信夫コーチに師事し、時間をかけてゼロからやり直すことを決意した。

「最初の2年間は、先生の求めているスケートがわからず、わかっても体に前の癖が残っていてうまくいかなくて、我慢に我慢でした。どのタイミングが正しいのか確信できず、不安なままジャンプを跳んでいた」


 



■半年間のオフ後、深く考えず新しいタイミングで跳べるように!

 佐藤は基礎のスケーティングをまず安定させ、その土台が完成してからトリプルアクセルを築くという計画を立てる。しかし浅田は、タイミングを探して毎日跳び続け、悪いクセの上から新しいものを上塗りした。そこで昨季終了後に、佐藤から氷から離れることを薦められ、半信半疑で7月までレッスンを休んだ。

 このオフが意外な効用を生む。

「オフの後、トリプルアクセルのクセが抜けて、新しいタイミングが体に入るようになったんです」

 佐藤も「スケートから遠ざかった事で過去のことを忘れ、変な欲が無く素直に練習できている」という。

 昨季までは、トリプルアクセルのことを考えると気持ちが固くなってしまい、力を使って跳んでいた。しかし、半年以上跳ばなかったことで、得意なダブルアクセルと同じタイミングで、深く考えずに軽く踏み切れるようになったのだ。タイミングさえ手に入れれば、あとは練習のみ。正月明けからは毎日練習した。


 



■3回転+3回転にも挑み、自己ベストに迫る成績で優勝。

「昔は自分の強みだったジャンプ。今は再挑戦という気持ちです。跳べたら、またそれが強みになる」

 そう考えると心がときめいた。そして迎えた四大陸、ここ一番の場面で“軽い”トリプルアクセルを見事に成功。宙を舞う姿は、人間の肉体の限界に迫る美を感じさせた。

「今季前半は、ミスがなくて優勝できても心のどこかで『以前は』と思うと喜び半分。今回はようやく本当の喜びを得ることができました」

 翌日のフリーではトリプルアクセルに加えて、3回転+3回転にも挑戦。これはバンクーバーで回避したジャンプが4つも加わった超難度のプログラム構成で、この日の回転不足の減点を補って余りある得点を生み、自己ベストに0.05点と迫る205.45点で優勝した。

■「練習で質を上げていければ、世界選手権では期待が持てます」。

「今できる最高レベルの内容。攻めるプログラムという気持ちが自分を後押ししてくれました。あとは練習で質を上げていければ、世界選手権では期待が持てます」

 女子は鈴木明子と村上佳菜子も渾身の演技で、日本勢が見事に表彰台を独占。期待された男子はピーキングに失敗し、羽生結弦は2位、高橋大輔はまさかの7位と失速した。

 浅田のトリプルアクセルがすべてをさらったかのような大会。しかしそれでいい。2年半、ゴールが見えない戦いを耐え忍んだ浅田と佐藤に、素直に敬意を表せばいいのだから。


 

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