浅田真央と水蜜桃

 浅田真央選手・高橋大輔選手を中心に、
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NHK杯の日本人選手を検証。浅田真央が成長中!【コラム・動画】

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NHK杯の日本人選手たちを徹底検証。浅田真央がガラっと変わって成長中!

よし、よくやった!

 と思わずガッツポーズを取りたくなるような日本選手の活躍ぶりだった。NHK杯で男女シングルそれぞれ1位2位を独占し、ペアでも高橋成美&マービン・トラン組が2位に入賞。GPシリーズ4試合目にして、ようやく「君が代」を聞くことができた。だが順位よりさらに喜ばしかったのは、それぞれの内容に大きな収穫があったことだ。

 スパイラルを終えて最後のポーズを取ったとき、浅田真央の顔にはこぼれるような笑みが浮かんでいた。こんな笑顔を、どれだけのファンが待ち焦がれていたことだろう。

「今できることは、100%出せました」

 演技終了後、浅田はそうコメントした。

 フリーで1位となり、総合では僅差で鈴木明子に続く2位。2シーズンぶりにGP大会の表彰台の上に返り咲いた。

 SPでのアクセルの失敗後、佐藤信夫コーチのアドバイスに従って不調だった3アクセルをフリーでは跳ばない決意をした。男子のSPで4回転なしでも高い得点が出ていたことも、理由の一つだったという。

 だがこの日のフリー演技が本当にすばらしかった理由は、大きなミスなくまとめたからではない。過去に3アクセルに集中していた間に失っていたものを、取り戻しつつあることを見せてくれたためである。


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■浅田真央の進んできた道は、決して間違ってはいなかった!!

 リストの「愛の夢」のメロディにのって、浅田は5種類の3回転ジャンプを跳んだ。

 ルッツには不正エッジマークがつけられたものの、このジャンプに苦しんできた過去数年間の中で、もっともきれいな着氷だった。3サルコウは、彼女がシニアになってから、ほとんどの試合で避けてきたジャンプである。そして2アクセルのあとにつけた3トウループもきれいに回りきった。コンビネーションの2個目のジャンプで3回転が成功と認定されたのは、2008年以来3年ぶりのことだ。5コンポーネンツも、ひさしぶりに8点台が戻ってきた。

 このバランスのとれたプログラムこそ、新しい浅田真央を象徴するのに相応しい。

 浅田が、スケートの基礎から直していきたいと自ら望んで佐藤信夫コーチと再スタートをきったのは、バンクーバー五輪シーズン終了後のこと。再びバランスを取り戻し、選手としてのさらなる膨らみを育てていくための決断だった。この日のフリー「愛の夢」は、彼女の進んできた道が間違っていなかったことを雄弁に物語っていた。

 だからといって、3アクセルに対するこだわりを捨てたわけではない。

「次につながるいい試合でした。ロシア杯では、3アクセルを跳びたいです」

 もちろん、彼女がこれで3アクセルを調整してくれば、6種類の3回転ジャンプを試合で成功させることも可能となった。現在の女子でそんなことが可能なのは、浅田真央だけである。ひと回り大きな選手に成長して復帰した浅田の次の試合を、楽しみに見守りたい。


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■鈴木明子が世界のトップクラスとして認められた理由。

 一方、2009年中国杯以来2シーズンぶりにGPタイトルを手にしたのは鈴木明子だった。念願だった五輪出場がかなった後、アマチュア引退を考えた時期もあったのだという。

「でも長久保先生とよくコミュニケーションをとって、毎日の練習から楽しみながら滑ることを目標にして気持ちを切り替えた」と語った。

 フリーでこそいくつかジャンプミスが出たものの、SPでは試合でやるのは初めてという3+3のトウループコンビネーションをきれいに降りた。5コンポーネンツもスケートカナダでは6点台と7点台だったのに、フリーではスケーティング技術で初めて8点台をマーク。ほかもすべて7点台後半を得て、特にインタープリテーション(音楽の解釈など)で7.96という高い点が出た。この点数は、国際ジャッジは彼女を世界のトップレベル選手として改めて認知したというメッセージに他ならない。

 26歳にして尽きることのないチャレンジ精神を持つ彼女の次の舞台は、今回の優勝で出場権を手にしたGPファイナルとなる。


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■パトリック・チャンと戦う準備がようやく整ってきた高橋大輔。

 札幌の高橋大輔は、スケートカナダのときとは別人のようだった。

 わずか2週間前には、まだ新しいプログラムに対する戸惑いが見え隠れしながら滑っていたSPとフリー。そのどちらをもがっちりと滑り込んで仕上げ、ジャッジを前に「どうだ!」とばかりに演じて見せた。

 その高橋に、ジャッジは惜しみない得点を与えて応えた。

 SPでは90.43という自己ベストスコアを獲得。彼がSPで90点以上を出したのは、バンクーバー五輪以来のことである。

「あそこまで高い点が出るとは思わなかった」

 本人はそう謙遜するが、この日の高橋の演技は入神の出来と言ってもおかしくない、完成された芸術作品だった。4回転を跳ばなくても、あれだけの質の高いものを見せてくれれば結果はしっかりついてくるということを、身をもって証明してみせた。

 フリーのブルースは、実はもともと苦手意識があったのだという。

「ジャズは滑ってみたかったけれど、ブルースは避けてきた」と本人は苦笑する。

 だが札幌で見せた滑りは、カナダのときよりさらに音楽に乗り、動きの一つ一つがしっかりと自分のものになっていた。5コンポーネンツのうち、パフォーマンス、インタープリテーション、コリオグラフィー(振付)の3つで、シングルではめったに出ることのない9点台を得た。GPファイナルで当たるであろう、現世界チャンピオンのパトリック・チャンと戦っていくために、この5コンポーネンツの9点台はとても重要な武器になる。


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■高橋も小塚も地元のプレッシャーの中でよく踏ん張った。

 フリーの6分間のウォームアップの最中に、生まれて初めて4回転フリップを成功させた。本番では残念ながら転倒したが、スケートカナダではダウングレードされた回転も、ここではそれより1段階減点の少ない「回転不足」ですんでいる。

 この2週間で、演技内容すべてにおいてしっかりとアップグレードしてきた。体力的にピークは過ぎたと言われながらも、やるときはしっかりやる。見せるときはしっかり見せる。これぞ元世界王者の貫禄だろう。スケートカナダの3位と今回の優勝で、高橋はいち早くGPファイナルへの切符を手にした。

 一方2位だった小塚崇彦も、スケートアメリカに比べてプログラムの完成度が着実に上がり、総合スコアも3週間で20点以上も上がった。小塚がGPファイナルに進めるかどうかは、残り2大会でのほかの選手たちの成績にかかってくる。

 高橋、小塚とも、実力的には1位2位独占して当然の2人である。だが何が起きてもおかしくないフィギュアスケートの世界で、地元の観客の前でよくぞしっかり踏みとどまったと讃えたい。





コラムはNumberWebの田村明子氏、
動画は中京テレビ「 news every」にて放送されたもので、真央ちゃんと大ちゃんをクローズアップしています。

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