浅田真央と水蜜桃

 浅田真央選手・高橋大輔選手を中心に、
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 採点の疑問も記事にしています。
 

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高難易度の演技が評価されない現行 浅田「悔しいです」【まとめ】

真央、銀メダルに号泣「悔しいです」

バンクーバー冬季五輪のフィギュアスケートで注目の女子は25日(日本時間26日)、フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の金妍児(19)=キム・ヨナ、韓国=が金メダル。浅田真央(19)=中京大=は銀メダルだった。真央は演技後、「4分間のスケートがあっという間に終わってしまいました。自分の出来ることは全て出来たけど、悔しいです」と涙ながらにコメントした。

 真央はフリーの演技について「トリプルアクセルを2回飛べたのは良かったと思います。良かったのはそれだけです。ミスがあったので、納得してないです」と涙をこぼしながら振り返った。表彰式では銀メダルをじっと見つめ、悔しげな表情を見せたが、声援には笑顔で応えた。真央は「いい経験になりました。演技で2つミスをしたので悔いが残っています。(ジャンプが1回転になったことについて)とっさの判断です。(音楽に)遅れてしまうと思ったので…」と改めてコメントした。

 真央はこの日のフリーで今季を通じ身につけている赤と黒の衣装で登場。ラフマニノフ「鐘」に乗り、カギとなるトリプルアクセルを冒頭で完璧に決めた。続くトリプルアクセル-ダブルトーループの連続ジャンプにも成功したが、その後ジャンプを跳べない場面もあり、フリーでも完璧な演技を見せたSP首位のヨナを逆転することはできなかった。

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高難度技決めても勝てない…問われるあり方

より高度な技に成功した者には、応分の見返りがあってしかるべき。その点で今大会のフィギュアは、素人目に違和感を覚えさせた。

 最大の論争となったのは男子の4回転ジャンプだ。五輪優勝者は3大会連続で4回転を成功していたが、今回は回避したライサチェク(米国)が金メダル。SP、フリーともに4回転を降りて銀だったプルシェンコ(ロシア)は、「フィギュアの進歩は止まってしまった」と厳しく批判した。

 4回転トーループの基礎点は9・80で、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は8・20。連続ジャンプなら、4回転トーループ-2回転トーループ(同11・10)より、3回転半-3回転トーループ(同12・20)の方が高くなる。日本スケート連盟特別強化選手の中庭健介氏は「採点方法には現場の選手やコーチの意見があまり反映されていない。4回転の点数の低さは高橋(大輔)ともよく話している」という。

 技の評価という点では女子も事情は同じだ。浅田が跳んだ3回転半-2回転トーループの基礎点は9・50。金妍児の3回転ルッツ-3回転トーループは10・00。「3回転半の価値は男子と女子で全然違うのに、基礎点が同じというのにも疑問を感じる」と中庭氏。

 「(高難度技は)今の制度では評価されない。採点システムは変更されるべきだ」とプルシェンコ。スポーツとしてのあり方が問われている。

♪ 続き ♪

吉岡監督、採点に苦言「後退している」

バンクーバー冬季五輪フィギュアスケート・女子フリー(25日=日本時間26日、パシフィック・コロシアム)日本の吉岡監督は女子SPとフリーでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を3度も決めた浅田が、23・06点もの大差で金妍児に完敗したことについて「フィギュアがスポーツである以上、難しいことをやって勝てないのはおかしい」と採点に苦言を呈した。

 現行の採点方式が導入されてからは、ジャンプの回転不足の判定が厳しいため、男子でも4回転に挑む選手が減った。吉岡監督は「2002年ソルトレークシティー五輪から男子はジャンプが高度になっていない。むしろ後退している。ジャンプの挑戦を奨励する方向に行くべきだと思う」と私見を述べた。(共同)

ヨナの合計点、男子でも歴代13位

バンクーバー冬季五輪フィギュアスケート・女子フリー(25日=日本時間26日、パシフィック・コロシアム)金妍児がマークしたフリーの150・06点、合計228・56点の世界歴代最高得点は、金妍児自身がこれまで持っていた記録をともに10数点上回る驚異的な得点だった。

 演技時間や演技点の計算方法が違うなど男女の得点を単純比較はできないが、この合計点は男子の世界歴代記録でも13位に相当する。(共同)

 鼻をへし折ってやったわ!  金は私のものだよー。あっかんベー。


「完璧な演技」だけではなく「難易度」にもより高評価を!

それにしても、キム・ヨナのフリーの演技が終わり、場内のモニターに「150.06」が表示された時は、本当にぶったまげた。
 演技の中身には、「傷」は見当たらなかった。完璧な美術品を見ているような趣さえあった。
 その意味でも、浅田真央の完璧な『鐘』を見て、比較したかったという気持ちが残る。もしも、『鐘』がパーフェクトだったら、ジャッジたちはいったい、何点をつけただろうか?

 それは150点を上回る可能性はあったのだろうか?
 これはもはや仮定の質問にしかすぎない。しかし今後のフィギュア界の方向性のためにも、それが知りたかった。
 男子ではライサチェク、女子ではキム・ヨナが金メダルを獲得したことで、難しいジャンプには挑戦せず、完璧なプログラムを遂行した選手が勝利に近いことがこれでハッキリした。

 しかしフィギュアスケートはジャンプの進化の歴史でもある。
 それを見逃してはならないだろう。
私がバンクーバーに到着した時点では、カナダの新聞は、4回転を成功させながらも銀メダルに終わったプルシェンコが、
「このままではフィギュアの未来はない」
と、現状の採点システムに批判を強めていることが大きく取り上げられていた。
 彼は形の上ではシステムを批判してはいたが、4回転に挑戦しないライサチェクのことを遠回しに批判しているのは間違いなかった。

 しかし、現状のフィギュアの採点システムそのものは、ベストではないがベターではあると思う。
採点が大きく変わったのは2002年のソルトレイクシティ・オリンピックでペアの採点に不正があったためだが、当時の映像を見ると、技術点と芸術点の2項目を6点満点で採点するのは、あまりに大雑把すぎるように思える。これでは主観が大きく入る採点にならざるを得ないから、不正が介入する余地があった。
 それよりは現状の採点システムの方がはるかに進化したと言っていい。

 ただし、バンクーバー・オリンピックを見る限り、地元カナダの選手に対しては総体的に得点が「インフレ」気味という印象を持った。現在の採点システムも万能ではなく、地元が有利であるとか、そうした科学的でない要素が入ってくる可能性は否定できないということだ。

 それだけでなく、フィギュアの将来に関わる大きな課題もいくつか浮き彫りにされた。
 これからも、ジャンプはあえてダウングレードして、完璧な演技を披露する選手を評価するのか?
「世界で初めて」にチャレンジし、それを見事成功させた選手に、もっと評価するシステムは構築できないのか?

どんな競技にしても、採点システムが競技の流行を作るということを忘れてはならない。
 たとえばモーグル。
 今回のオリンピックの印象では、結果的には果敢に急斜面に突っ込んでいく選手の評価が高かった。アグレッシブに高得点を狙っていきたいと思うならば、その滑りは必要条件となるわけだ。

 それはオリンピックで採点にあたった審判からのメッセージである。
 フィギュアに関して言えば、現在の採点システムになってからまだ日が浅い。今回のオリンピックで見えてきた課題が今後、どう解決されていくのだろうか。
 より多く、深く議論されることを祈らざるを得ない。
 2010年2月25日、バンクーバー・オリンピックでキム・ヨナがマークした「150.06」は、現状の採点システムでの模範解答なのである。

 採点の基準が変われば、評価も変わっていく。
 それにしても、何度も書いて申し訳ないが、完璧な『鐘』には、どれくらいのスコアが出たのか?
 それが知りたかった。
 浅田真央の『鐘』は、あと2分を残して幻に終わった。  
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テーマ:フィギュアスケート - ジャンル:スポーツ