浅田真央と水蜜桃

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キム・ヨナが世界選手権で転んでも高得点だった理由【コラム】

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キム・ヨナ選手が世界選手権で転んでも高得点だった理由をつづったコラムです。

高得点の理由の1つとして、ヨナが審判の教育用DVDで良い例に使われている点をあげています。
以前から審判員の参考資料に現役選手の映像が使用されていますが、良くないと思います。
どうしても影響を受けてしまうし、「つまり、良い例の選手を勝たせたくて、悪い例の選手を厳しくDG刺せって事ね。」という、暗黙の了解になってる節もあると思います。
審判も人の子ですから、先入観も植え付けられれば、上からの発する空気も読むでしょ。

ちなみに、良いジャンプの例に使われたのがヨナで、悪い踏切の例に使われたのが浅田真央選手です。
ルッツとフリップの踏み分けは怪しい選手が多いですが、悪い例に使われて以来、真央ちゃんは特に厳しくエッジエラーを取られるようになりました。
良い例に使われたヨナは、バンクーバーでのリップを見逃され、世界選手権で3Fを転倒したのに減点されていません。
なお、エフゲニー・プルシェンコ選手も「得点を与えすぎた悪い例」として、バンクーバー五輪前の参考映像に使われていました。

その経緯と得点を照らし合わせると、いかにジャッジが洗脳されているのか、如実に表れていると思います。
ジャッジには、深く反省してもらいたいですね。

♪ 続き ♪


審判が見る「お手本DVD」キム・ヨナ高得点の謎



転んだキム・ヨナが、完璧だった浅田真央を上回った。なぜか。理由をたどっていて、あるDVDの存在を知った。

 試合前から「今回は正直、2位でも3位でも構わない」とまで言っていたキム・ヨナは、やはり転んだ。一方の浅田真央は演技後に「ほぼパーフェクト」と言った。

 イタリア・トリノであった女子フィギュア世界選手権のフリー。2人の女王の勝敗は、採点前から決したかに見えた。ところが実際は、キム・ヨナ 130・49点、浅田129・50点。キム・ヨナが上回った。浅田は他の女子が跳べないトリプルアクセルを成功させたのに、だ。
GOEは8・58差。

 なぜ、こんなことが起きたのか。左のチャートのうち、技の出来栄えを評価するGOEの点数をご覧頂きたい。

 世界選手権でヨナはフリーのGOEが合計9・40点と浅田の7・72点を大きく上回っている。転んでも、演技の出来栄えがいいから上回ったというわけだ。バンクーバー五輪のフリー演技では、GOEだけでキム・ヨナと浅田の差は8・58点もあった。

 出来栄えをどうジャッジするのか取材していくと、ある関係者のこんな証言に出くわした。

「キム・ヨナが見本となっているDVDを見たことがあります」

 公平な採点をするために、フィギュアの審判員は研修を受けている。その場で、プラス評価すべき演技の具体例が映されている「お手本DVD」を使った勉強会がある。そのDVDの中には、他の選手とともにキム・ヨナも出ているのだという。

 GOE評価の見本となった人が試合中に演技をしていたら、審判員が映像のイメージに引っ張られて、高い評価になってしまうのではないか。そんな疑問に対し、国際スケート連盟の関係者は、

「そんなことは絶対にない。ジャッジだって中途半端なキャリアを積んでるわけじゃない」 と、一笑に付した。だが、影響がゼロというわけではないようだ。

新ルールは大改革

 バンクーバー五輪では、男子の試合前、審判員同士はジャッジ基準の確認をした。そこで上映された映像に登場したのは女子ばかり。男子の映像は早送りして、見ないようにしたのだ。それは、国際スケート連盟も、「お手本DVD」が与える影響を恐れたためとも考えられる。

 採点競技は評価にばらつきがでないように、関係者は気を使う。なかでも、フィギュアは、2002年のソルトレーク五輪で、ペア競技において、審判員買収疑惑が浮上。04─05シーズンから、現在の新ルールに改正された。

 国際スケート連盟関係者はルール改正について、こう話す。

「百年続いたルールがひっくり返るほどの大改革だった」

 改正の大きなポイントは、相対評価から絶対評価に変わったことだ。従来は、参加選手間での順位づけが目的。点数の明確な基準がなく、主観が入り込む余地があった。そこをより客観的なものに変更したのが、現行ルールなのだ。

 評価要素は、技術点と演技構成点の二つ。技術点は、ジャンプ、スピン、ステップの各項目で、何をどのレベルで演じたかで基礎点が算出される=チャートの注釈参照。

 演技構成点はスケート技術、振り付けなど五つの要素に応じて、10点満点で評価される。

「低難度でも勝てる」

 この方式になったことで、技術と表現力の双方が求められるようになった。逆に言えば、高い難度の演技に挑戦して失敗するより、難度は低くても出来栄えがいい演技をすれば勝てるという道も開けた。

 男子フィギュアで、4回転にこだわったプルシェンコは、「高難度の演技に挑戦しなければ、フィギュア界の発展はない」 と、主張し続けてきた。しかし、五輪では4回転ジャンプは成功させたが、技術の出来栄えや演技構成が高い評価を受けられず、勝者になれなかった。

 日本スケート連盟は、6月に開かれる国際スケート連盟の総会で、男子と同じようにトリプルアクセルも認めさせるよう提案するという。だが、女子選手でトリプルアクセルを跳べるのは浅田のみ。仮にルールが改正されれば浅田にだけ有利になるから、各国の反発が予想される。

 だが、その連盟の対応を冷ややかにみる関係者も多い。

「いま改正を求めたら日本の独りよがりだと思われる。ルールそのものを変えるよりも、ルールに合わせた対策を優先させるべきです」

 4年前、キム・ヨナ側は徹底したルール対策を行っていた。審判員の資格も持つ、スケートライターの野口美惠さんは話す。

「自分ができる精いっぱいの技術で、どうGOEを取れるのかに4年間をかけて取り組んできた。現行のルールから逆算して、高得点を取れるプログラムを組み立ててきたのが、彼女の強み」

「伸びしろは浅田のほう」

 スケーティングのスピード、高さ、飛距離やポーズのタイミングまで、ジャッジの基準に細かく合わせてきたという。選曲も、音楽の解釈や振り付けなど、定められた評価項目を表現しやすい曲を選択。映画「007」メドレーも「ピアノ協奏曲へ調」も一般になじみがあり、理解されやすいと考えたからでもある。そんな工夫は、浅田をはるかに上回っていた。

 今後、浅田に勝ち目はあるのだろうか。

「伸びしろがあるのは、明らかに真央ちゃんのほう」

 そう語るのは解説者の佐野稔さんだ。キム・ヨナの場合は、トリプルアクセルなど、より高度なジャンプに挑戦しなければならず、これ以上の上積みは簡単ではないという。逆に、浅田はGOEや演技構成点の評価を高める工夫をすれば、十分点数が稼げるようになるという。

 ただ、今後の課題として、(1)苦手なルッツジャンプを克服すること(2)3回転の連続ジャンプをこなせるようになること、の2点を挙げる。

 キム・ヨナは五輪後、引退の可能性をほのめかしている。だが、4年後のロシア・ソチ五輪で、完全対策マニュアルを実行したキム・ヨナと、今度は準備万端で挑む浅田真央の「女王対決の第2幕」をみたい。そう思うフィギュアファンは多いだろう。

(AERA 2010年4月12日号掲載) 2010年4月8日(木)配信
編集部 鈴木琢磨


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