浅田真央と水蜜桃

 浅田真央選手・高橋大輔選手を中心に、
 フィギュアスケートの動画を紹介するブログです。
 採点の疑問も記事にしています。
 

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浅田真央vsキム・ヨナ「審判の選手に対する印象が大きい」【コラム】

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フィギュアスケートの採点方法のおかしさを綴った、生島淳さんのコラムです。

2010年世界選手権で、大きなミスなく圧倒的な表現力を見せた浅田真央選手より、転倒から立て直せないまま覇気無く終わったキム・ヨナ選手が、FSで高得点を得ました。

誰もが目を疑った判定に対し、生島氏は、難易度の高い3Aからの連続ジャンプの基礎点がジュニアでも跳べる3-3に及ばない悲劇、加点や構成点が審判の選手に対する印象で大きく左右されている現状の問題点に言及しています。

真央ちゃんは今季3Aの不発が多かったから…これまでのイメージに合わない選曲だから…。
ヨナは世界最高得点の持ち主だから…オリンピック金メダリストだから…。

そのような先入観にとらわれこんな愚かな採点を下すから、実績点があると疑われ、ジャッジの信頼が失われてゆくのだと思います。
プロの審判が採点する競技である以上、その日一番良いパフォーマンスをした選手が1位になるべきです。

このような採点が続くようでは、「審判は先入観なくフラットな目で見られる。」の言い分は、建前としても機能しなくなると思います。

♪ 続き ♪

フィギュア現行採点法はやっぱり変!? 世界選手権のキム・ヨナ騒動を検証

なんだか、おかしいぞ。

 フィギュアスケート世界選手権、女子フリーの採点を見ての話である。

 今季はオリンピックのシーズンであり、トリノで開かれた世界選手権はそのラストを飾るイベントだった。別の見方をすれば、トリノ・オリンピック以後の四年間の総決算であり、それは選手だけでなく採点システムにも当てはまることだった。

 今大会、浅田真央はショートプログラム、フリーともに2位だったものの、他の選手に比べ、2日間ともに安定した成績を残して2度目の世界選手権優勝を果たした。

 しかしフリーで浅田が2位という判定には疑問符がつく。1位のキム・ヨナのスコアは130.49。2位の浅田が129.50。キム・ヨナはジャンプの失敗が2度もありながら、トップの成績を収めた。

 なんだか、違和感がある。

 これって、現状の採点システムの限界を示しているのではないか?
公式採点結果の数字を詳しく見ていくと……。

 詳しい採点結果については、簡単に国際スケート連盟のホームページで確認することが出来る。

 ここでは分かりやすい点数比較をしてみよう。

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ふたりの得点を比較していくと、2度のジャンプ失敗にもかかわらず、キム・ヨナの総要素点のスコアが浅田のものとほとんど変わらないことが分かる。

 キム・ヨナはトリプル・サルコウの失敗で基準点が落ち、さらにはマイナス3の減点。加えてダブル・アクセルに関しては完全な失敗で評価はゼロ。丸々、ひとつの要素が抜けている状態なのだ。

 もし、この要素をうまくこなしていたら、プラス10点はついていてもおかしくはない。

 対する浅田は、本人が言うように「パーフェクトな演技」に近く、トリプル・アクセルでダウングレードを取られたものの、完璧な「鐘」の演技が見られた。しかしほぼ同じ点数しか出ない。

 間違えないでいただきたいのは、これは選手個人を責めているのではなく、あくまで採点システムに問題があるということだ。

■今のフィギュアスケートは数学的なスポーツなのだ!

 現状の採点システムにおいては、滑る前に順位が決まっている印象がぬぐえない。

 キム・ヨナ陣営がオリンピックで金メダルを獲得できたのは、現状の採点が求めているものに対して完璧な準備を行い、模範解答を示したからである。それは完璧な模範解答だった。

 オリンピックでの高得点は、コーチ、振付師の戦略の勝利とも言える。コーチたちは審判とコミュニケーションを取り、プログラムの手直しを図る。

 コーチたちが持つノートには「2」やら「3」やら、「A」(アクセル)、「Lz」(ルッツ)などの文字が並ぶ。まるで高校で習う数学のようだが、計算式を使いながら最良のプログラムを作っていくのがコーチたちの仕事になっている。

 今のフィギュアは数学的なスポーツなのだ。

 もちろん、キム・ヨナ自身がコーチたちの求めるものに応えるだけの能力を兼ね備えていたから金メダルを獲得できたのは間違いない。

■スポーツである以上、難易度の高い技にこそ高評価を!

 私が思うに、現状の採点の問題は、難易度の高いジャンプの評価が低いことにある。

 現状、トリプル・アクセルの基礎点は8.2。しかし浅田のプログラムを見ていくと、後半に組み込まれたトリプル・フリップ+ダブル・ループ+ダブル・ループのコンビネーション・ジャンプの基礎点は9.35になる。

 キム・ヨナのプログラムで目立つのは冒頭のトリプル・ルッツ+トリプル・トウループのコンビネーションで、基礎点は10.00。どの選手よりも高い基礎点をたたき出す。

 つまり、現状ではトリプル・アクセルに挑戦するよりも、コンビネーション・ジャンプの精度を高めた方が得点を稼げるのだ。

 このままではトリプル・アクセルに挑戦する選手は消えてしまうだろう。

 難易度の高い技に挑戦すること、それを奨励する採点システムであって欲しいと思う。なぜならフィギュアスケートは、純然たるスポーツだからだ。

■今季フィギュアスケート界を振り返って見えてきたこと。

 競技面の方に視点を移すと、世界選手権の採点表を見ていて気づいたのは、キム・ヨナはプログラムの冒頭に大きく点を稼ぐ技を持ってきていることだった。おそらく体のフレッシュな時点で、基礎点に加えて加点を確実に稼ごうという戦略だったのだろう。

 対する浅田はトリプル・アクセルを前半に持ってきているが、なにせ基礎点がコンビネーション・ジャンプに及ばない不運と、加点がキム・ヨナに比べて少なかった。

 むずかしいのは、加点や総構成点に関して言えば、一朝一夕には点が上がらないということだ。審判団の選手に対する印象が大きく、これは選手が秋に始まるシーズン全体を通して、どんな滑りが出来るのか、それを常に印象付けておかなければならないことになる。

 その意味で、浅田は秋の出遅れがオリンピックまで響いてしまった気がする。

 フィギュアスケートの一筋縄でいかないところは、オリンピックや世界選手権は一発勝負ではなく、シーズンを通して、どんなプログラムを作るのか、どれくらいの技をどれほどの確率で成功させられるのか、時間をかけて審判団にプレゼンテーションしていくスポーツだということだ。

 その過程はやはり一年ほどかけて国家元首を選んでいく、アメリカ大統領選挙の仕組みと相通ずる部分がある気がする。

(NumberWebより引用)



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テーマ:フィギュアスケート - ジャンル:スポーツ